台湾株式投資ガイド2017(Lite版)

I. マクロ概観

    • 台湾証券市場は、上場企業の半数以上が革新的且つ目まぐるしく変化する電子産業関連企業で占められており、それらに資金調達の場を提供することによって、各企業の成長と台湾経済の発展に大きく貢献しています。
    • 台湾の中堅・小型企業は、革新的な経営戦略、高いモラル、そして厳格なコスト・コントロールに特長付けられています。台湾企業は、最適化された生産プロセス、類いない高い生産効率、整合性の高いサービス、およびイノベーティブな精神によって独自の特長を生み出しました。
    • 台湾は、輸出主導型経済であり、長年国際企業との協業経験を持ち、アジアパシフィック地域の経済統合において重要な役割を果たしています。
    • 台湾は、アジアパシフィック地域の輸送拠点として中枢に位置しており、グローバルなテクノロジー産業分野でも重要な地位にあります。さらに、堅実な産業集積と安定的な金融システム、及び良質な人的資源に恵まれていることも相俟って、有力な投資先として、世界中の投資家から注目を集めています。

  • 現状と展望
    台湾の株式市場は、株式売買の全面システム化及び保管振替制度の導入により、アジア太平洋地域で最も活発に取引が行われている取引所の1つとして知られています。 2017年10月の時点で、時価総額は1兆670億米ドルにのぼり、904社の企業が上場しています。GDPに占める2016年台湾証券取引所の時価総額の割合は159.17%に達し、2017年1月から10月までの累計売買金額は6,759億米ドル、売買回転率は62.57%、PERは16.69倍となっています。
    台湾証券取引所は、株式市場の一層の活性化を図るために、継続的に多様な新商品を提供してきており、例えば、欧州、米国、中国、香港、日本、韓国、インド及び台湾など8つの地域をトレースするレバー/インバーETF、先物ETF, レバー/インバー先物ETF、債券ETF、REITs ETF、通貨ETF、及び優先株ETFなどが発行、上場されています。
    また2016年よりデュアル通貨建てETFの売買制度を導入し、現在では台湾ドル/人民元デュアル通貨建てETFと台湾ドル/米ドルデュアル通貨建てETFが上場されています。
    2017年の1月から10月までのETF売買金額は約332億米ドル、全市場に占める割合は4.8%に達しました。 今後は投資家のニーズを応じてさらに上場商品の多様化が見込まれます。

II. 市場参加者


  • 口座登録
    非居住華僑及び外国人が台湾証券市場に投資をするには、まず指定国内代理人(カストディアン・バンク)または代表者を通じて、当取引所に登録手続を行い、登録を完了した後にのみ所定の書類を添付して証券ブローカーに口座開設手続をすることで、有価証券の売買ができるようになります。
    身分証明書類
    1. 非居住華僑及び外国個人投資家(中国大陸地域以外の国籍を有し、満二十歳かつ身分証明書類を有する者:旅券、身分証または国籍及び身分を証明できる写真のあるその他の書類。
    2. 非居住外国機関投資家
      1. 非ファンド型:銀行、保険会社、証券会社、先物業者、その他
        • (1).会社の現地政府機関が発行した会社登記証明書類等の設立証明書。会社登記証明書類がない場合は、下記の書類のいずれかで代用できます。
          • (a) 現地の管轄機関にファイリングしている会社定款の記録。
          • (b) 現地の国税局が発行する資格証明。
        • (2).政府投資機関、慈善団体、財団、学術団体等、法により設立されたその他の組織は、管轄機関の設立を許可する証明書または書状を添付する必要があります。証書または書状がない場合は、下記の書類のいずれかで代用できます。
          • (a) 現地の管轄機関に保管された記録のある組織の定款。
          • (b) 申請者の設立根拠となる法令、規則。
          • (c) 現地の国税局が発行する資格証明。
      2. ファンド型
        • (1).現地の管轄機関の設立を許可する証明書または書状。上記の書類がない場合は、下記の書類のいずれかで代用できます。
          • (a) 現地の管轄機関サイトで公表されているファンドの登記が完了していることの記録。
          • (b) 関係管轄機関が保存している目論見書、信託契約書または私募の覚書き等。
        • (2).ベビーファンドでの登録は、上記1所定の書類がない場合は下記の書類のいずれかで代用できます。
          • (a) マザーファンドが上記1所定要件に適合する書類
          • (b) ベビーファンドの準拠する設立法令がマザーファンドとベビーファンドとの間の関係を証明できる書類。
  • 清算決済
    委託売買の注文方法:
    1. 非電磁的媒体による委託売買:委託者又は当該委託者の代理人が対面、電話、書面、または電報電信を利用した注文方法で有価証券の委託売買を行うことができます。
    2. 電磁的媒体による委託売買:委託者または当該委託者の代理人がボイス、インターネット、専用回線、私設ネットワーク及びその他取引所が認める電磁的媒体を利用した注文方法で有価証券の委託売買を行うことができます。

    ブローカーと委託者との間における有価証券委託売買及び約定通知について:
    1. 非電磁的媒体による委託売買:電子メール、電話、ファックス、テキストメッセージ、ボイス或いはウエブプログラムなどの手段を利用して、約定の通知を行ることができます。
    2. 電磁的媒体による委託売買:ボイスによる委託を除き、委託注文、委託受付通知及び約定通知など電子書類の配信は、認証機関の発行する電子認証書により、認証及び確認を行わなければなりません。ただし、電話、ファクス、テキストメッセージ、ボイス或いはウェブプログラム、または取引所の定める「ブローカーにおけるダイレクト・マーケット・アクセス(Direct Market Access)業務規程」の適格方式を用いての委託受付通知及び約定通知はこの限りではありません。
    台湾証券取引所は証券集中市場の清算機関であり、受渡決済において、二段階式決済を採用します。つまり、国内投資家は支払うべき株券と売買代金を証券会社と直接に決済し、一方、海外投資家は選定した国内代理人(カストディアン・バンク)に対して証券会社と決済する旨の指示を行います。さらに証券会社は、取引所と受渡株券及び売買代金を決済します。

III. 投資関連ウェブサイト

  • 台湾証券取引所:http://www.twse.com.tw/jp/
    台湾証券取引所公式ウェブサイトでは、会社情報、沿革のほか、「コーポレート・ガバナンス・センター」、「マーケット情報」、「上場会社情報」、「商品とサービス」、「清算サービス」、「マーケット・ニュース」、「制度規則」、「投資を知る・学ぶ」、「統計情報」等のサイトがあります。

  • 台湾証券取引所ETF特設サイト:http://www.twse.com.tw/jp/page/ETF/news.html
    ETF関連情報及び制度規則の検索

  • 公開情報観測ポストシステムサイト(MOPS: Market Observation Post System):http://emops.twse.com.tw/emops_all.htm
    全公開発行会社(上場会社を含む)の法定開示情報、例えば会社の基本情報、株主総会、配当、コーポレート・ガバナンス、財務諸表、適時開示情報、経営情報などご覧いただけます。

  • 基本市況ニュースのサイト(MIS):http://mis.twse.com.tw/stock/index.jsp?lang=en_us
    リアルタイム株価指数情報(ザラバ)、推定NAV(ザラバ)、約定値段、上下5本気配などの市況情報を提供しています。

  • 口座開設、委託注文売買について
  • 証券会社本社リスト:
    http://www.twse.com.tw/en/brokerService/brokerList 各証券会社の基本情報。
  • 証券会社支店リスト:
    http://www.twse.com.tw/zh/brokerService/branchList 各証券会社の支店情報

IV. お問い合わせ・サポート

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